ivy cage 工房ノート

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グリーンクォーツとグリーンドアメシスト 21:39

みずみずしい若草色の、透明感のあるグリーンクォーツ。
市場では多くの場合、「グリーンドアメシスト」もしくは「グリーンアメシスト」という名前で流通しています。
 
アメシストとは、紫色の水晶のこと。
緑色をしている水晶ならば通常はアメシストとは呼ばないのですが、「グリーンドアメシスト」は特別。
ミナス・ジェライスのモンテズマ鉱山産のアメシストを650℃で加熱すると緑色に変化することから、「グリーンドアメシスト」つまり「緑色になったアメシスト」というコマーシャルネームで流通したのです。
他にもアリゾナ、カリフォルニア、ネバダ、ジンバブエ等の産地でも同じ性質を持つアメシストが産出したようですが、産出量は多くなく、大変に稀少且つ高価なものでした。
 
しかし、ある時から大粒で質の良い「グリーンドアメシスト」が大量に流通するようになり、それが人為的に放射線の照射と加熱処理が行われたグリーンクォーツであることが分かりました。
これは「天然の照射により、加熱のみで緑色に変化するアメシスト」である従来のグリーンドアメシストとは異なるものですが、市場ではすっかり「グリーンドアメシスト」として定着してしまいました。
 
今、大粒のルースやビーズとして安価で入手出来る「グリーンドアメシスト」は、ほとんどがこの照射・加熱処理によるグリーンクォーツであると考えられます。
しかしその二種類のグリーンクォーツが区別されることはなく、多くの場合「モンテズマ産(または他産地)の緑色のアメシスト」として紹介されています。
 
これでは、まるでグリーンクォーツがグリーンドアメシストの偽物のよう。
どちらもとても美しい石なので、何やら淋しい気持ちがしてしまいます。
 
 
JUGEMテーマ:宝石・貴金属
| 石話 | comments(0) | - | posted by Yati
ベリルいろいろ 19:16

「それ、どんな石?」と訊かれることの多い石のひとつに、ベリルがあります。
けれど実は、そんなに珍しい石ではありません。
宝石のなかでもお馴染みのエメラルドやアクアマリンは、このベリルの一種。
ベリルは不純物を含むことでいくつかの色に発色し、その色によって宝石としての名前が変わるのです。
 
鉄を含むベリルのうち、青いものはアクアマリン。黄色ならヘリオドール(ゴールデンベリル)。黄緑ならグリーンベリル。
同じ緑色でも、クロムかバナジウムを含んでやや濃い緑色をしたベリルは、エメラルド。
マンガンを含むベリルのうち、ピンク色ならモルガナイト、赤ならビクスバイト。
純度が高く、無色のベリルはゴシェナイト。
他にも産地や特徴によって細かく呼び分けられることがありますが、大まかに分けるとこんな感じです。
 
ここで問題になるのが、やはり名前の話。
エメラルドやアクアマリンはとても有名な宝石なので、人気があります。
だから、エメラルドやアクアマリンとは呼べない他のベリルも、この名前で流通していることがあるのです。
特に多いのがアクアマリン。
イルメナイトを内包して黒っぽく見える「モスアクアマリン」や「ブラックアクアマリン(ブラックベリル)」なら、ベリル自体の色が青であればまだアクアマリンとして、
・綺麗な黄色をした「イエローアクアマリン」
・若草色の「グリーンアクアマリン」
・淡い桃色の「ピンクアクアマリン」
…これには、海の水の色を意味する「アクアマリン」という名前は似合わないのでは?
 
何故こうなるかというと、単に「アクアマリン」の方が有名で売りやすいから。
ヘリオドールなどの他の宝石の価値が低いわけではありません。
 
また、ヘリオドール・グリーンベリル・モルガナイトは加熱すると青くなるため、加熱処理をしてアクアマリンに変えてからルースやビーズになるものが多くあります。
だから加熱によるクラックが多く入った、薄い水色のアクアマリンがたくさんあるのです。
私自身はブルーグリーンのベリルが大好きなのですが、それが加熱によって水色のアクアマリンに変えられていると思うと、とてもせつない気分になります。
「売れる色、売れる名前」だけに価値を求めるのではなく、自然のままの個性豊かな姿を大切にしたいものです。


JUGEMテーマ:宝石・貴金属

| 石話 | comments(0) | - | posted by Yati
鉛ガラス含浸ルビー 20:08

この2粒のルビーの違いはなんでしょう。
傷の多さ? 透明度?
実はこの2粒、同じ品質のルビーなのです。
 
鉛ガラス含浸ルビー(グラスフィールドルビー)というものがあります。
近年大量に流通している、安価で透明度が高く、美しい赤色のルビーです。
 
仕入先の業者(大体外国人)に聞くと「きれい」「ピジョンブラッド」「天然」「ナチュラル」と説明されますが、よ〜く突っ込んで聞いてみると、どうやら「天然ルビーに無色または赤色の鉛ガラスを含浸して透明度を上げた、ピジョンブラッドのような色のルビー」であることが分かってきます。
「グラスフィリング」「ニューヒート」という呼び方もあります。
  
粒全体の透明度が上がるほどガラスを含浸させることは、元となるルビーに内部まで到達する傷がある程度入っていないと出来ません。
また、ガラスを含浸させるために加熱を行うため、加熱による色の改善も同時に行われます。
つまりガラス含浸ルビーとは、品質のあまりよくないルビーの傷をガラスで埋めることで透明度と強度と色の改善を施した処理石ということになります。
 
画像左の粒はガラス含浸ルビー。右の粒が、そのガラスをある程度溶かしたものです。
実際はこれだけの皹が入っているということなので、いくらガラス含浸によって見た目が改善されていても、高品質とは言えません。
ガラスが補強してくれているとはいえ、衝撃が加わればその部分から割れてしまいます。
  
個人的には、あまり綺麗でない(とされている)石を綺麗にするということは、まったく問題ないと思います。ただし、これがガラス含浸ルビーであると分かっていて、その性質まで把握した上で、消費者に情報を提供しているのならばの話。
 
問題なのは、これが「高品質のルビー」として販売されているケースがあること。
特にビーズ業界は宝飾業界ほどチェックが厳しくないので、仕入れる側がこういった事情を知らずに「高品質で安いルビー」として購入してしまうケースが多いのです。
高品質なルビーなら硬くて丈夫!と思っていたら、超音波洗浄で割れてしまったり、ぶつけたところが欠けてしまったり…
販売する側にそのつもりがなくとも、天然無処理だと思っていたものがもとは低品質の処理石だったとなれば、よい気持ちはしないでしょう。
 
石への接し方は人それぞれ。
処理石の実情を知っておくことは、決して損にはなりません。
綺麗で安いルビーを見つけたら、それがどんな素材であるか、詳しく訊いてみるのがおすすめです。
 
 
※追記:同様に鉛ガラス含浸処理を施されたサファイアがあり、ピンクサファイアがしばしば「ピンク色のルビー」として販売されている場合があるので、こちらも含みます。
 
※追記:弱酸性の家庭用洗剤や、レモンジュースでダメージが見受けられたとの報告があります。酸性のものを避け、普段のお手入れの際は基本的に水洗いをお勧め致します。

 
JUGEMテーマ:日記・一般
| 石話 | comments(0) | - | posted by Yati
きらきら雲 17:24
マイカ&クリスタル
写真は白い雲母と水晶ポイントがくっついたもの。
コンパクトにまとまっててかわいいです。
 
雲母は「きらら」や「マイカ」とも呼ばれますが、細かく分けるとモスコバイトとかレピドライトあたりが有名ですね。
ずっと、どうして「雲の母」なんだろうと思っていたのですが、別件で調べ物をしていたときにこんな記述を見つけました。
曰く、雲母は吹けば飛ぶほど薄くはがれるので、中国では雲母が風に巻き上げられて空を飛び、それが雲になっていると考えられていた、と。
昔の人かわいすぎる。
| 石話 | comments(0) | - | posted by Yati
ブルートパーズ 12:58

ミネラルショー戦利品その3。
ブルートパーズは色の幅がいくらかあって、ロンドンブルートパーズやらスカイブルートパーズやら、色の濃くて綺麗なのが人気ですね。
でも原石のブルートパーズはほとんどがうすーいブルーで、それを放射線処理して青みを強くするそうです。
石に放射線処理するケースは結構ありますが、昔は「身につけると被曝するのでは?」と避けられたこともあるとか。その心配はないようです。
旅のお守りとか、安眠とか、知性的になるとか言われる石ですが、このすがすがしいブルーを見るとしゃっきりした気分になるので、その所為なんでしょうか。
 
お守りといえば先日、天然石なんてみんな石に色つけたものだろう、って言ってる人がいました。
ちがうちがう。
そのときターコイズを見ていたのですが、言われた店員さんもキョトーン。
「これ、お守りっていって売ってるんだろう?」
「はい、お守りにもなりますね」
そんな感じ。
あんまりパワーだのお守りだの言われて売られていることが多いから、警戒しすぎて全部作り物だと思っちゃったんでしょうか。
でも確かに昔の人は石を薬やお守りみたいにしてたからなぁ…
アクセサリーだって、もともとは全部お守りだったし、今の人もお守り好きですし。
なんとか誤解が解けてはくれないものか。
| 石話 | comments(2) | - | posted by Yati
イエローベリル 21:43

ミネラルショー戦利品その2。
カナリーイエローの綺麗なイエローベリルです。
もうちょっと黄金色っぽいとヘリオドールなのですが。…ちょっと影が濃く映っているので若干それらしく見えている…あと一歩!
同じベリルながら、イエローベリルやアクアマリンはそうでもないのに、インクルージョンの違うだけのエメラルドがあんなに傷だらけというのも不思議なものです。産出環境の差?
 
この石、一見クラックもなくて留めやすそうに見えますが、以前もそんな水晶にパキッといかれたので、これもまだしばらくは我慢します。
これの原石を見たことがないのですが、アクアマリンから想像するに、たぶん凄く綺麗なんだろうな。
 
ところで台風一過でとても肌寒いので、外出のとき毛糸のカーディガンを着ているのですが、まだ早いよ!みたいな目で見られます。
でも間違ってません。寒いんだから間違ってません。
皆様お風邪など召されませぬようくれぐれもお気を付けください。
| 石話 | comments(0) | - | posted by Yati
カラーレストパーズ原石 23:20
カラーレストパーズ原石
色加工の多い石トパーズ、こちらは無色透明の原石です。
光沢ばっちり、透明度も完璧。水晶よりも硬質で冷たい印象を受けます。
最近はグレートパーズとかミスティックトパーズなんてものを見かけますが自然色ではない様子。
カラーレストパーズから色加工しているのだそうです。
グレーなんかは綺麗なので実物を見てみたいのですがちょっと冒険…
使いやすそうなのが出てきたら買ってみたいです。

昨日今日と続いたシャーロックホームズの連続放送に捕まって目がしばしばします。
あの短くて陰鬱なオープニングがたまらない。
名作はやっぱり借りてくるのよりも、チャンネルを回してみたら偶然始まっていた!という喜びが肝要だと思います。
すごくすごく得した感じ。でも流石に連続で見ると視力に影響しますね。
パソコンのウィンドウがどう調節しても眩しいので、こっちもよく気をつけないと。
| 石話 | comments(0) | trackbacks(0) | posted by Yati
ヘマタイト内包アメシスト原石 13:57
ヘマタイト内包アメシスト
インクルージョン入りのアメシストです。
黄色いもやになっているのがヘマタイト、黒いのはゲーサイトかレピドクロサイトかなにか。産地不明のちっちゃいやつです。
ヘマタイトは単体で見ると黒のイメージが強いのに、インクルージョンになると黄色だったり赤だったりで面白い石。

最近はこれと似たような石が「スーパーセブン」の名前で売られているらしくビーズ業界ではどうも揉めているようですね。
管理人は石のパワーは読めない人なので、売られているスーパーセブンの説明書きを見ても「……うん?」くらいの反応しか出来ないわけですが、石自体は綺麗だと思います。
ヒーリングストーンとしての付加価値や、スーパーセブンとしての真偽とは別に、ああいう透明の中にごじゃっと何か入ってるやつは大好物です。
でも仕入れるとなると、ヒーリングストーンとして扱うわけではないのでスーパーセブンという名前そのままでは使えなくなりますし、かといって鑑別に出すと値段が釣り上がってしまうし、まさにそのインクルージョンが問題とされている石に対して、素人目で分からないものを多分これです、と言う訳にもいかない。
ただインクルージョン入りのクォーツとして、ヒーリング的な付加価値なしで売ってくれるルートがあればいいのですが、パワーストーンとしての需要が高いビーズ業界ではちょっと難しいかもしれませんね。
| 石話 | comments(0) | trackbacks(0) | posted by Yati
雷水晶 22:29
雷水晶
馴染みのお店で一目惚れしたブラジル産ライトニング・クォーツ。
水分の多い地質にあった水晶が落雷を受けたもので、片側がガラス状に溶けています。
天然石ブームもまだだった当時は珍しかったようで、店長さんが嬉しそうに紹介してくれたのを掻っ攫うように戴いて参りました。
反対側は砂の痕で磨りガラス状なのですが、溶けた面はデコボコかつツヤツヤという面白い感じ。ただ溶けているだけではなく、電流の通った痕がギザギザになっています。
透明度が高いのでかなり綺麗です。
手のひらサイズで手ごろな重さがあるので、怪石兼文鎮としても使えるかもしれません。
| 石話 | comments(0) | trackbacks(0) | posted by Yati
キャストライト 23:27
キャストライト
せっかく出てきてくれたので、お気に入りの石をピックアップ。

写真はキャストライト。スペイン産です。
管理人のいた鉱物屋さんでは「十字石」の名前で入ってきて、先輩からは「なにこれ!?」とのお声。
十字という形が名前になっているため、姿は全く違えど同じ「十字石」であるスタウロライトと大変紛らわしいです。
他にクロス・ストーンとかマルクとか呼ばれていますがこちらもスタウロライトと一緒。ごちゃごちゃです。
鉱物としては、昨日UPしましたカイヤナイトと同じ成分のアンダリューサイトの一種で、炭素が十字に入り込んだもの。
中世ヨーロッパの兵士はこれを聖書の代わりに持っていたのだとか。(これもスタウロライトと一緒)
この石に限らず、戦場には色々な石がお守りとして持ち込まれていたようです。
今はなにやら色々な効果が聞かれますが、管理人は残念ながら信心が薄いので恐らくなにごとも起こらないと思います。
| 石話 | comments(0) | trackbacks(0) | posted by Yati
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