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フィッツロイの天気管 21:18

 

透明なガラス容器の中、日々姿を変えてゆく半透明の白色結晶。

19世紀初頭から、ヨーロッパの航海士たちの間で使用されていたストームグラスは、当時の貴重な気象観測機器でした。

硝酸カリウム・塩化アンモニウムと共にエタノールに溶かし込まれた樟脳の結晶は、24時間後の天候の変化を様々な形で予告します。

夏の猛暑の前には、すっきりと澄みきった様子。

強風や嵐の前には、嵐の来る方向の反対側にシダの葉状の結晶がびっしり。

雪の日の前には、曇った溶液の中で小さな星のような結晶がスノードームのように降り積もり、

過ごしやすく安定した天候であれば、小さなシダの葉状の結晶が容器の底に茂っています。

 

 

正確な予想とはいかないものの、現代でも仕組みの解明されていないこの結晶による天気予報。

ヴェルヌの小説『海底二万里』に登場する潜水艦ノーチラス号でもストームグラスが使われています。

ダーウィンがガラパゴス諸島の探検航海の際に乗船したイギリス海軍の観測船ビーグル号にも設置されており、

後にイギリス商務院の気象局長となり天気予報の基礎を築いたロバート・フィッツロイ艦長が、航海中のストームグラスの変化を記録に残していたことから、フィッツロイの天気管とも呼ばれています。

 

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JUGEMテーマ:アート・デザイン

| 新作 | comments(0) | - | posted by Yati
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